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2005年09月26日

NHKスペシャル「タクシードライバーは眠れない」

 2005年9月17日(土)午後9時~9時52分放送。

 規制緩和によって大きく様変わりした大阪タクシー業界のドキュメント。苛烈なコスト削減競争が引き起こす事態は、タクシー運転手、タクシー会社、行政にさまざまな影響を与える。

 何よりも印象的なのは、労働者の働き方の変化だ。特に、従来のようにタクシーを会社の車庫に置くのではなく、家にまで持ち帰る状況に、複雑な状況が垣間見える。確かに、運賃が下がれば、労働時間を増やさなければ、売り上げは伸びない。労働時間を延ばすには、ちょっとでも無駄な時間を省き、いつでも仕事に出られるようにしなければならない。

 その姿は、労働時間が生活時間をゆっくりと、でも確実に侵食しつつあるかのように見える。そのとき、たとえ「自由裁量」という見せ掛けがあっても、労働時間と生活時間を自ら配分する余地は個人に残されておらず、そのことがさらなる重圧としてのしかかる。まさに、「自由の条件」を欠いた、空疎な自由だ。

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2005年09月25日

★ラボール学園「労働講座」

★2005年秋、ラボール学園(京都勤労者学園)

秋期公開セミナーご案内

 今回は、雇用、労働、女性、介護について取り上げました。
 雇用問題では、団塊の世代の退職が始まる2007年問題を間近に控えて、中高年齢者の働き方についてNPO法人の立場から、また、社会問題化しているニート(NEET:Not in Education,Employment or Training)については、この問題に取り組んでいる専門の方から、それぞれ語っていただきます。
 労働問題は、先に厚生労働省の「今後の労働契約法制のあり方に関する研究会」が中間取りまとめとしてだされた労働契約法の背景と内容について、女性問題は、男女雇用機会均等法が施行されて20年が経過したなかで、どう女性と社会が変わったかを、また、介護問題は、介護保険法が見直され、それによって介護される方、する方がどう変わるかについてそれぞれ語っていただきます。

★会場 ラボール学園
(京都市中京区四条通御前西入ル ラボール京都3階)

★第1回 中高年からNPOで生きる -働き方の多様性を求めて-
9月12日(月)午後6:30~8:30
講師: きょうとNPOセンター事務局長 深尾昌峰氏

★第2回 介護保険法改正で介護はどうなる
9月14日(水)午後6:30~8:30
講師: NPO法人ハーモニーきょうと事務局長 吉田信吾氏

★第3回 女と社会はどう変わった -均等法20年を振り返って-
9月30日(金)午後6:30~8:30
講師: 女性政策研究家、ジャーナリスト 三井マリ子氏

★第4回 どうなる どうする労働契約法 -背景と内容-
10月3日(月)午後6:30~8:30
講師: 京都大学教授 村中孝史氏

★第5回 ニートの実態とその支援策を探る
10月7日(金)午後6:30~8:30
講師: 大阪大学大学院博士課程 樋口明彦氏

★申込方法
 ハガキか電話・FAXまたはE-mailで、講座名・氏名・住所・電話番号を記入して主催者宛までお申込み下さい。受講券をお送りします。
 また、ネット上で、フォームによる申し込みが出来ます。

★主催
ラボール学園(社団法人 京都勤労者学園)
〒604-8854 京都市中京区四条通御前西入ル ラボール京都3階
TEL: 075-801-5925
FAX: 075-812-1508

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2005年09月24日

『思想』2005年10月号、特集:東アジアとマックス・ヴェーバー

 『思想』2005年10月号(No.978)は、「東アジアとマックス・ヴェーバー」を特集。きっかけは、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」刊行百周年を記念したシンポジウム(大阪大学)だが、大幅に改編されて刊行されることとなった。

 わたしは、ピーター・ベーア「古典を読み解く:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の"精神"』の百年」を時安邦治さんと共訳。

 やはり、いまでもマックス・ウェーバーはもっとも刺激を受ける先達の一人だ。
 現在、社会的包摂の規範論を構想していますが、その中核となるのが多元主義的な考え方。4人の先達として、マックス・ウェーバー、アイザイア・バーリン、マイケル・ウォルツァー、アマルティア・センをゆっくりと読みながら、多元主義の咀嚼に努めている。多元主義pluralismこそ、わたしの基本的なセンスにもっとも合致するように思える。

★『思想』2005年10月号、東アジアとマックス・ヴェーバー

「古典を読み解く」 P・ベーア
「ヴェーバーとモダニティ論の新たな地平」 木前利秋
「「マルクスとヴェーバー」からハイデガーへ」 山之内靖
「近代の精神」 W・シュヴェントカー
「台湾におけるヴェーバー読解」 M・v・ゲーレン
「プロテスタンティズムと韓国社会の近代化」 金聖佑
「資本主義の精神(上)」 L・ボルタンスキ&E・シャペロ

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2005年09月23日

『職場の人権』第36号、発刊

 『職場の人権』第36号が完成しました!

 わたしも小さなコメントを寄稿しています。
 ご希望の方は、slowlearner shop!よりお求めください。

 藤内さんのご報告「ドイツにおける労働組合および従業員代表による労働条件規制の交錯」は、オススメです。

『職場の人権』第36号

★書籍データ
報告: 44p ; サイズ(cm): 21 x 30
出版社: 研究会「職場の人権」
発行: 2005/09

★目次

●第69回例会
報告「ドイツにおける労働組合および従業員代表による労働条件規制の交錯―従業員代表の活動および役割を中心に」 ―藤内和公 1

コメント「ドイツの従業員代表制度から日本は何を学ぶべきか?」―根本到 8

「発言と質疑応答」 11

●第70回例会
報告「排除される若者たち―フリーターと不平等の再生産 16

※「大阪フリーター調査」の経緯と概要 ―西田芳正 16
※フリーターの析出に見られる社会的不平等の世代間再生産 ―妻木進吾 18
※遊びと不平等の再生産 ―西田芳正 25
※組み込まれているネットワークとモデルの限定 ―内田龍史 29

コメント「社会的包摂として若者政策を考える」―樋口明彦 36
1.労働市場をめぐる攻防
1-1.労働市場内部における選別的原理
1-2.労働市場内部/外部を分ける排他的原理
2.労働市場からの撤退
2‐1.労働市場への参入
2‐2.労働市場からの離脱
2‐3.家族への滞留
3.社会的排除という視座
4.「排除される若者たち」が意味するもの

「発言と質疑応答」 39

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2005年09月20日

最新刊! 『分岐点に立つひきこもり』

 ようやく刊行しました!

 昨年10月24日と11月28日の2回に分けて行われたディスカッションの記録本。読み物として面白くするために、いろいろと加筆・修正もされていますが、最終的にコンパクトでスピーディーな本に仕上がっています。ニートと社会的ひきこもりのあいだに横たわる微妙な関係を探っています。

 購入希望の方は、slowlearner shop!よりお求めください。ぜひ、よろしくお願いいたします。

 最後に、本の編集・レイアウトにご尽力いただいた永冨奈津恵さん、本当にありがとうございました。ナイスな装丁に感動の嵐です。あえて、実名でお礼を述べさせていただきます。もちろん、田中さんも、本当にご苦労様でした。

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 ★『分岐点に立つひきこもり』
 樋口明彦・石前浩之・上田陽子・金城隆一・田中俊英(著)

 ★書籍データ
 対談集: 100p ; サイズ(cm): 15 x 21
 定価: 1,000円
 出版社: ドーナツトーク社
 発行: 2005/08



★目次

●はじめに ―田中俊英 04

●回顧と展望 ―樋口明彦 08

●SCENE01 社会的ひきこもりからニートへ?(2004/10/24)

●introduction
※壮大な椅子取りゲームのようなものがあって、椅子に座れない人たちがいろんな形でたまっているのではないか。その延長線上にニートという言葉がある。―石前浩之 14
※若者問題のネーミングは、短期間のうちに名づけがころころ変わっている。我々は、今、ニートという言葉を受け入れてもいいのか。―田中俊英 16
※「ニート」が概念として妥当でないからといってほうっておくわけにもいかない。「活動として使えるものは使わなくては」という状況に、今、私はいる。―樋口明彦 18

●opinion
※田中俊英よりニートに関する四つの論点 21
 ・"こころ系"から"就労系"へ移行したのか?
 ・就労意欲は必要か? 
 ・ニートとは誰なのか?
 ・ニート対策は社会コスト削減ではないのか?
※樋口明彦より四つの論点への回答 27
 ・「社会的ひきこもり」の分類化
 ・事後的なフィクションとしての就労意欲
 ・ニート問題=アウトリーチ問題
 ・「誰」のために、「何」のために

●discussion
※「若年者を中心とした『人間力』強化の推進」とは 35
※ニートの全体像は誰も見ることはできない 39
※「見える」ニートと「見えない」ニート 40
※ニートに届くアウトリーチの手法を模索する 43
※どうしてもNPOに頼らざるをえないニート支援 45

●questions&answers

●SCENE02 しかし、本来的意味としてのひきこもりは今も長期化し続けている(2004/11/28)

●introduction&opinion
※公的機関と民間団体がお互いの特徴を引き出しながら、「連携」「情報」「就労」でつながり、ネットワーク化していく新しい動きに注目したい ―樋口明彦 54
※訪問活動には、実にさまざまなコストがかかってくる。親との信頼関係作りもその一つ。「親も動けば子も動く」と実感しているが、その実感は正しいのか考えていきたい ―田中俊英 57
※社会参加に向けて自発的な行動を促すために、今、「ひきこもり」のままでさまざまな仕事の選択肢を提供しよう ―上田陽子 61
※一つの言葉で表現できないほど、青年問題は多様なのに援助の幅が狭いことが問題だ。ネットワーク化によってその問題を解決できないだろうか ―金城隆一 68

●discussion
※家族全体をどのように支援していけばいいのか 72
※社会参加の第一歩としての「ファーストステップジョブ」 74
※社会資源としての「親」を利用しようと親自身が考えた 77
※援助者も被援助者も停滞し長期化が起こるのではないか 87
※情報発信基地と、そこへのナビゲートの必要性 86
※ネットワークだけでは語りきれない「何か」 89

●questions&answers

●謝辞 ―田中俊英 98

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2005年09月16日

素顔のままで

 SEX and the CITYが好きだ。

 season4、episode2、タイトルは"the Real Me"

 キャリーがドルガバの衣装を着てファッションショーにでる。だが、ランウェイでこけてしまう、でもそのとき・・・

 ファッション、舞台裏、大音量の音楽、ウォーク、人々、集まる視線、この皮相な世界にこそ、ちょっとした束の間の「真実」が宿る。波の先端に乗るかのように、奇妙な無重力状態が生まれることがあるものだ。深く掘り下げることが、必ずしも真実に至る道ではないのかもしれない。

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2005年09月13日

第1回「ダッシュ」交流会(オープン記念)

 「ダッシュ」オープン記念!第1回交流会を開催します。

 「ダッシュ」会員の方はもちろん、立ち上げにご協力いただいた方々、協力団体のみなさま、当館のコミュニティ・ビジネス講座講師・卒業生の方々、大阪府・市などご支援いただいた行政の方々、CB&NPOの活動や「ダッシュ」に関心のあるすべての方々、どうぞ、お気軽にご来場ください。

 オープンのインキュベーション(貸事務所)スペースも見ていただけます!

★日時: 10月1日(土)13:30~16:00

★会場: A´ワーク創造館2階 「ダッシュ」交流スペース

★参加費: 無料

★スケジュール:
13:30~ ごあいさつ
13:40~ 参加者から一言コメント(事業所案内など)
14:30~ 協力団体・協力者から一言
15:10~ 「ダッシュ」事業のご紹介
15:20~ 交流会
16:00~ 終了予定

★参加ご希望の方は、ご一報くださると助かります(06-6562-0410 中澤)


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2005年09月12日

第1回「ダッシュ」セミナー

CB&NPOサポートセンター「ダッシュ」セミナーのご案内です。
全部で3回、1回のみの参加でも、全回参加でもOKです!

★9/24(土)10:00~13:00 夢を形に(事業プラン超入門)
講師:高見一夫氏

★10月15日(土)10:00~13:00 法人の選び方・作り方
講師:森綾子氏

★10月15日(土)13:30~16:30 仲間作り・資金作り
講師:山王丸由起子氏・和久貴子氏

★会場: ダッシュ交流スペース(A´ワーク創造館2階)

★料金: 1000円(「ダッシュ」会員900円)

★定員: 4~10人(先着順)

★お申込 お電話にて(06-6562-0410 白水・中澤・樋口まで)


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2005年09月09日

★フォーラム「ひきこもり」「ニート」からみる若者のいま

★フォーラム「ひきこもり」「ニート」からみる若者のいま

 「ひきこもり」や「ニート」など社会的に注目されている若者の厳しい現状について、理解を深め、家庭/学校/地域で、私たち一人一人に何ができるか、立場の違いを超えて考えます。

 日頃、若者と接している教育・福祉現場からパネラーを招いて話し合うだけでなく、新しい生き方の可能性について視野を広げたいと思います。NPOやNGOで働くこと、ソーシャル・ベンチャー、コミュニティ・ビジネス、地域通貨、農業、スローワーク・スローライフなど、その選択肢は広がりつつあります。確かに、このような生き方にもさまざまな困難が付きまといますが、長時間労働や不安定労働が当り前になったいま、働くことの自明性が揺らぎつつあることも事実です。

 「働くこと」について考えながら、現代社会で生きることの可能性を見つめなおす試みです。


★日時 2005年10月2日(日) 13:00~16:00

★場所 大阪市立中央青年センター 7階 第1ホール

★定員 150名(どなたでも)

★パネラー
伊田広行(立命館大学非常勤講師、日本女性学会幹事)
田中俊英(NPO法人淡路プラッツ代表)
日野あすか(大阪市立第二工芸高等学校教員)
森本昇(大阪府青少年活動財団、青少年相談センター室長)
その他

★コーディネーター
樋口明彦(大阪大学大学院人間科学研究科)

★お申込方法

◎ハガキ・FAXでお申し込みの方
   事業名・住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号・応募動機を記入のうえ、中央青年センターまで

◎インターネットでお申し込みの方 申込画面へ 

★〆切 9月21日(水)必着

◎ただし、締め切り日に定員に空きがある場合は先着順で受け付けますので、下記までお電話でお問い合わせください。

★主催
大阪市立中央青年センター 事業担当
〒540-0006  大阪市中央区法円坂1-1-35
TEL:06-6943-5021
FAX:06-6945-4833

★講師プロフィール

◎伊田 広行(いだ ひろゆき)/立命館大学非常勤講師
労働問題、社会政策の研究から、女性学、家族問題、人権問題などを、ジェンダーとシングル単位の視点から考察。近年は、人権論・人生論の確立やスピリチュアルケア論の研究、自殺防止センターでの電話相談ボランティア、日本ホスピス在宅ケア研究会の活動も行なっている。主な著書に、『はじめて学ぶジェンダー論』『シングル化する日本』、『シングル単位の恋愛・家族論』、『スピリチュアル・シングル宣言』、共著『いろんな国、いろんな生き方』などがある。

◎田中 俊英(たなか としひで)/NPO法人淡路プラッツ代表
20代は編集者。不登校やひきこもりの青少年への訪問活動を平行して行ないながら、96年、個人事務所「ドーナツトーク社」を設立。2000年、青少年自立支援施設・淡路プラッツのスタッフ。02年に同施設のNPO法人化に伴い、代表に就任。03年、大阪大学大学院「臨床哲学」を修了。月刊『少年育成』にて『僕たちのドーナツトーク』連載中。05年『「待つ」をやめるとき』編。

◎日野 あすか(ひの あすか)/大阪市立第二工芸高等学校教員
大阪教育大学大学院卒、心理・障害児教育専攻。高等学校で教師をしながら障害者に芸術を親しんでもらうボランティア活動も行う。特に視覚障害児の造形教育について、全国調査を行っている。また、定時制高校に赴任してから特に不登校、心に問題のある生徒などの問題に取り組む。

◎森本 昇(もりもと のぼる)/(財)大阪府青少年活動財団 青少年相談センター室長
ケースワーカー。これまで思春期問題を中心として、子どもの相談機関勤務が永い。現在は、不登校・家庭内乱暴・ひきこもりなど概ね30歳ぐらいまでの青少年についての相談を受けるとともに、必要に応じて保健・医療・福祉・教育・労働などの機関や団体と積極的に連携することにより、個別事例を支援している。

◎樋口 明彦(ひぐち あきひこ)/大阪大学大学院人間科学研究科
社会的ひきこもり・ニート・フリーターなどの若年者問題や社会的排除などの社会政策論を研究。2002年からA´ワーク創造館で非常勤職員として勤務し、「社会的ひきこもり」支援を行っている公共機関と民間団体の活動内容を詳細に記載した『関西「社会的ひきこもり」支援ガイドマップ』〔発行:「社会的ひきこもり」支援ネットワークをすすめる会&(財)大阪生涯職業教育振興協会〕の制作を担当した。

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2005年09月07日

stones here!

B000A7Q27IA Bigger Bang
The Rolling Stones
Virgin 2005-09-06

 キタ!

 ようやくamazonより到着!

 これ聞きながら、仕事・・・、やっぱストーンズだ!

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2005年09月05日

淡路プラッツ「親のための総合講座」第2回

 9月3日(土)は、天王寺にあるYMCA学院高校にて、「ニート/ひきこもり」親のための総合講座があった。

 第2回のテーマは「ニートとフリーター:若者の就労問題」。いつもなら、「ひきこもり/ニート/離転職リピーター」の区別と有効な支援のあり方について、お話をさせていただくのだが、今回はもっと広範に労働問題の視点から若年者について語る。

 具体的には、典型雇用(正社員)や非典型雇用(パート・アルバイト、派遣社員、請負社員、契約社員)からNPO活動(有給スタッフ、無償ボランティア)にいたる働き方の多様化から始めて、いかに労働市場における若年者のポジショニングが変わったかについて述べた。

★概要★
1.多様化する働き方
2.日本における若年者就労の現状
2-1.若者の状況はどのように変わったのか?
2-2.労働市場で何が起こっているのか?
 A)労働市場内部における選別的原理(フリーター問題)
 B)労働市場内部/外部を分ける排他的原理(ニート問題)
2-3.ニートとは誰か?
2-4.ニートが増える背景には?
 A)労働市場への参入の困難
 B)労働市場からの離脱
 C)家族への滞留
3.若年者就労支援の見取り図(公共機関)
4.現代社会において「働く」ということ

 ただ、雇用問題(派遣と請負の違いなど)についてはしゃべり慣れていないせいもあって、説明がやや分かりにくかったかもしれません。反省。精進したいと思います。

 後半のディスカッションでは、淡路プラッツの取り組みの変遷についても明確な説明がなされ、今年の目玉である「トライアル・ジョブ」事業についてもそのアウトラインが明らかになった。その取り組みが軌道に乗ると、支援の幅も大きく広がることと思います。
 あと、田中俊英さんの指摘する「広義のニート」と「狭義のニート」の違い(『月刊少年育成』2005年8月号所載)にも納得。私の場合も、ニートに関する話をしていると、ニート支援という言葉そのものがかもし出す「家父長主義的な匂い」に対して反論されることが多い(その感覚は良くわかるが、決して納得はしない)。その際も、よくよく議論をつめていくと、ニートのイメージがあまりにもかけ離れていくことに気づく。政策的議論に限定して言えば、やはりどのような困難を抱えていて、それに対して何をする必要があるのか、きっちりと明示すべきなんだろう。この話は、100年以上前から、政策を考える際にはつねに付きまとう話で、古くて新しい問題だ。今回、本になった『分岐点に立つひきこもり』でも、「「誰」のために、「何」のために」(p.33-34)という説明をしているんですが、もっとはっきりと提示すべきことを痛感。つまり、「なぜ、ニート支援は必要なのか?」。

 今回の講義のなかで、「2.日本における若年者就労の現状」については、9月刊行予定の『職場の人権』第36号にてまとめる予定です。

 ご参加いただいた方々には、アンケートにもご協力いただき、本当にありがとうございました。スタッフの方々も、お疲れさまでした。

投稿者 slowlearner : 13:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月04日

slowlearner shop! オープンや

 ようやく『分岐点に立つひきこもり』も刊行されたので、オンラインショップを作ってみました。

 ★slowlearner shop!

これで少しは、お買い求めが楽になったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか? 万が一、使い勝手の悪いところにお気づきでしたら、ご連絡いただければ幸いです。技量の許す限り、改善いたします。

 まだ、いくつか報告書や冊子があるので、それもおいおいアップしたく思います。

 あと、ついでにバナーも変えてみました。やっぱり、ずいぶん雰囲気が違うもんだなぁ。

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2005年09月02日

CB&NPOサポートセンター「ダッシュ」、オープン

 9月1日(水)をもって、CB&NPOサポートセンター「ダッシュ」が本格的にオープンしました。どうぞ、ごひいきに。

★ホームページは、
 CB&NPOサポートセンター「ダッシュ」

 同時にブログも開設。講座やセミナー・イベントなど、どんどん情報を発信していきたいと思います。

★ブログは、
 dash blog

 ブログは、阪神NPOブログネットワークにも参加しています。これからは、広範な情報共有ネットワークの構築を目指します。もちろん、ここからさまざまなアクションが生まれる予定です。

 RSSリーダへの登録、お願いします!

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